『サルタン皇帝』(Сказка о царе Салтане/The tale of Tsar Saltan)オペラ作品アレクサンドル・プーシキン原作〜あらすじ〜冬の夜、3人の姉妹が窓辺で糸を紡ぎながら「もし自分がサルタン皇帝の花嫁になれたなら」と夢を語っていた。長女は「全ての人に豪華な宴会料理を作ってあげる」と言い、次女は「世界中の人に亜麻布を織ってあげる」と言い、末娘は「皇帝のために立派な勇士を産むわ」と言った。隠れてそれを聞いていた皇帝が現れ末娘を妃に選ぶ。宮殿で末娘に仕えることになった姉2人と母親は嫉妬で我慢できず。。。第1幕戦争に出征していた皇帝に皇后がグヴィドン王子を出産したことを知らせる手紙を出すが、それを母親たちにすり替えられてしまう。「誕生した王子は化け物だった」と騙された皇帝は「皇后と王子を樽に詰めて、海に流せ」と手紙を書く。廷臣たちは皇帝の命に逆らう術もなく、皇后と王子は海に流される。第2幕2人を入れた樽は小さな島に流れ着き、王子は立派な青年に成長する。ある日勇敢な王子は、狩の途中でハゲタカに襲われている白鳥を救う。白鳥は王子に恩返しを約束する。夜が明けると白鳥の恩返しによって王子と皇后の前に豊かな都が現れ、熱狂的な島民によって王子はその島の王に迎えられる。第3幕王子は白鳥に熊蜂の姿に変えてもらい船に乗り3人の船乗りと王宮を訪ねる。そして魔法の島の3つの奇跡を皇帝に話す。1つ目は砂漠だったある島が素晴らしい都になって、勇敢で美しいグヴィドンという名の王子が平和に島を治めていること。2つ目はその島のリスが胡桃を噛むと黄金に変わること。3つ目は海が33人の勇士を運んでくること。皇帝はその島に興味を持つが2人の姉と母親は皇帝を島に行かせまいとしたので熊蜂の王子は2人の姉と母親を刺して大騒ぎとなる。第4幕魔法の島に戻った王子が、乙女への憧れと愛を歌うと白鳥が現れ、かけられていた魔法が解け美しい王女の姿に変わる。二人は愛を誓い合う。皇帝の船が近づき、王子は皇帝とその一行を迎える。皇帝は昔愛していた皇后に無分別な待遇をしてしまった後悔を話し、白鳥の王女に皇后に会わせほしい頼むと皇后が姿を現す。二人は再会を喜び王子が皇帝の実の息子であることを明かす。2人の姉と母親も許しを乞い、皆が王子と白鳥の王女の結婚を盛大に祝う。
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